風天塾(ワークショップ・セミナー) 

始原のコスモロジー (東京開催)

Exploring Root Concepts of Our history 

第11回 日時:2023年 10月14日(土)、10月15日(日) 午後12時半〜午後5時  

両日とも、10名限定。

場所:かぜたび舎(東京)東京都日野市高幡不動  京王線 高幡不動駅から徒歩12分

 *資料代として、おひとり様2,000円をいただきます。


私は、西洋世界が耳を傾けようとさえするならば、日本文明が与えることができる優れた教訓のかずかずを知らないわけではありません。それは、現在を生きるためには、過去を憎んだり破壊したりする必要はないという教訓であり、自然への愛や尊敬に席を譲らないで文化の産物の名に値するものはない、ということであります。

           クロード・レヴィ=ストロース

                                             

 

 (左写真)「始原のコスモロジー」というテーマで、今年中に本を完成させる予定で、現在、制作を進めています。



 日本は、海に囲まれた島国であり、大陸から近くもなく遠くもない絶妙な距離感が、日本という国の個性を作り上げてきました。

 さらに、海に囲まれていながら国土の70%が山岳地帯であり、それらの山々を源泉とする河川が、日本を網の目状につないでおり、この水上ネットワークもまた、日本特有のものです。

 また、日本列島は、四つのプレートの上にあり、世界中で極めて異例の地殻変動を続けてきたため、地域によって地質的にも大きな違いが生まれ、それが、地域ごとの多様性を生み出しました。

 日本の歴史を考えるうえで、これらの地理、地勢、風土などの特徴を踏まえることが、とても重要です。

 当然ながら、神話を読み解くうえでも、同じことが言えます。

 今回のワークショップセミナーは、日本という国の起源と、その成り立ちを探ることに重点を置いていますが、地理、地勢、風土のことを重ね合わせて、それを行います。

 なぜなら、地理、地勢、風土は、現在においても日本という国を特徴付ける要素であり、日本人とは何か? 日本文化とは何か? 日本人の知恵の特徴とは何か? これら日本人ならではのアイデンティティやコスモロジーを再認識することが、現在から未来への道を展望するうえで、とても重要だからです。


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